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(た)べるからだの踊るからだ

2022/10/15 『𩙿べるからだ』ワークインプログレス公演 @らんたん亭

上演中の踊るからだを撮る=摂る,Phoreographyを上演する

 

食べる=食物・栄養を摂る

「摂」は「攝(セツ)」の略字体。「攝」の右側の作りの部分は3つの耳、左側の手偏(てへん)は 5本の指を持つ手を表す。ここから「削ぎ取った3つの耳を手で揃える」「複数のものを散乱しないようにあわせて手に持つ」「細やかなものをひとつにまとめる」ということを表し、「いろいろ(必要なものを)合わせて取り入れる、取り込む」という意味となった。

 

「摂」と「撮」を掛け合わせる。

 

【HOWTO】

① 実験「Phoreography」で生まれた基の振付を踊る Na

② 写真を “摂る” (踊りを味わう態で) Ne

③ 撮った写真をスクリーンに写し、即興的に紡ぐ Na

④ Newムーブメントが生まれる Na

⑤ traceする= “摂りこむ" Ne

基の振付を中心に、New ムーブメントを交えて、お互いに “摂りこむ" = 「味わう」ダンスを食べる

 

 

 

 

【COMMENT】

・撮ることでからだの見方は変わる。→その後のトレースやセッションに細やかさが加わる。

・お互いのやりとり、身体的なコミュニケーションは敏感になり、ダンスは起きる。

・が、ただの抽象的なダンスとなり、上演としての景色・情報・イメージや+αを得るには工夫が必要。

・リアルに踊っている。演出がないフィクション…?観客や場からは離れるように感じる。

・コンセプト、「味」と結びつけるためのなにかを見つけたい。